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城崎綴り

但馬の白磁とさんぽう

2019/04/22

但馬に古くから伝わる白磁、「出石焼(いずしやき)」をご存知ですか?

垂仁天皇の時代に、「日本書紀」や「古事記」にも登場する天日槍命(あめのひぼこ)が陶士を従えて日本へ渡ってきて、但馬出石を永住の地と定め、衣食住に必要な食器類を焼いたことから始まったと伝えられています。

出石で採れる、白色の美しい、良質な陶石。それを用いた出石焼は、透き通るように白い磁肌をもち、浮き彫りや透かし彫りによる精緻で美しい紋様をたたえた作品が生まれています。

今回は、文久元年(1861年)から代々窯元として出石の伝統を守ってきた長澤兄弟製陶所を訪ね、5代目として創作を続けていらっしゃる永澤仁さんに、そのお仕事を見学させてもらいました。

さんぽう 西村屋 本店では、四季折々の但馬の味覚をはじめに味わっていただく器として、前菜盆にのせた3つの小鉢の製作を、永澤さんにお願いしました。

但馬伝統「出石焼」の、白く、柔和で、優しげな佇まいをお楽しみいただければ、うれしく思います。

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